クレジットカードには付帯サービスと呼ばれるものがあります。

一般カードの場合、多くはポイントサービス程度のものですが、中には旅行時の強い味方となる保険などがついていることがあります。

もしも、目的にあったカードが複数ありどちらにしようかと迷ったときには、この付帯サービスの有無を選択の基準にするといいでしょう。

 

■利用付帯と自動付帯■

クレジットカードの付帯サービスと聞くと多くの人はまず最初に保険のことを思い出すことでしょう。

この保険のサービスですが、実は「利用付帯」と「自動付帯」というものがあります。

この2つの違いは、前者が「そのカードを使って飛行機やツアー料金を支払った場合に適用されるもの」、後者が「特に料金などをそのカードで払わなくても持っているだけで保険が適用されるもの」ということです。

ですから、前もって自分が持っているカードに保険がついているときには、利用付帯なのか自動付帯なのかを確認しておくことが必要になります。

もしも確認せずにいた場合、損益を被る可能性が高くなります。

例えば、カードの保険が利用付帯なのに、確認せず旅行の料金を現金で支払ってしまった場合、その利用付帯分は適用されず、多額の医療費を払うことになる、ということもあります。

海外では医療費が高額になることが多くあるため、注意が必要です。

さらに使用した先が海外なのか国内なのかによって利用付帯と自動付帯がわかれている場合もありますから、しっかり確認しておくことをおすすめします。

 

■付帯サービスの有無■

そもそも付帯サービスがないというクレジットカードもあります。

付帯サービスがつくかつかないかのラインは年会費にあります。

ゴールドカードなどの場合多くは年会費がつきますが、この年会費があるからこそ質の良い付帯サービスがついているのです。

例えば年会費が高いゴールドカードになると有料ラウンジ無料やコンシェルジュサービス、海外でのトラブル時に対応するサポートデスクや旅行保険などが付帯されています。

ですからしっかりしたサポート、付帯サービスが欲しいのであればある程度の年会費をかけたほうがいいと言えます。

 

付帯サービスを使う可能性があるシーンがあるかないかという点でも選ぶ基準にするとよいでしょう。

海外にも行かないし旅行もそんなにしない、というスタイルなのに高い年会費を払って旅行系の付帯サービスをもらうのは逆にあまりお得とはいえません。