基礎知識

クレジットカードのセキュリティについて

クレジットカードを利用するシーンとして多いのは販売店での利用とインターネット上での利用です。

この2つのシーンでのセキュリティについて見てみます。

 

■インターネット上での利用■

インターネット上でカードを利用するときというのは、カード番号やセキュリティコードといった非常にデリケートな情報を入力することになります。

そうなると不安なのが情報の流出です。

自分が入力した情報がインターネット回線を通じてどこかに漏れてしまっているのではと考える人もいます。

しかし実際にはSSLという暗号化された信号によって情報がやりとりされているため、情報を送信中に改ざんなどができないようになっています。もちろん100%安心とはいえませんが、このSSLがあるおかげで多くの情報が守られていることも事実です。

 

■販売店での利用の場合■

販売店で利用する場合は、当然ですがカード実物を持っていくことになります。

そのとき怖いのがスキミングです。

これは、カードの磁気データを専用の読み取り機でコピーすることにより不正に偽造カードを作って利用するというものです。

スキミングはかなり巧妙でほとんどの場合所有者はスキミングされたことに気づきません。そのためカード会社からの請求書などを見て初めて被害にあっていることを認識することが多いのです。

こうした被害をカバーしてくれるのが盗難保険です。

ほとんどのクレジットカードにはこの盗難保険が付帯されているため、被害にあった金額は保険会社から降りることになります。

なのでもしもスキミングされて情報が盗まれてしまった場合でもきちんと保険が降りるようになっているのです。

 

またこうした被害に遭いにくいと言われているのがICチップが埋め込まれたタイプのクレジットカードです。

こちらは偽造がされにくく、ICチップに記録されている情報というのは不正な読み取りがしにくくなっているのが特徴です。

ですので、よりスキミングの被害を避けたいということであればICクレジットカードを選ぶのもひとつの手です。