公共料金の支払いにもクレジットカードが使えるようになった理由
さまざまなシーンにおいて利用されるようになったクレジットカードですが、最近では公共料金の支払いにも利用されています。
昔は公共料金をクレジットカードで、なんて信じられないことでしたが、今ではある意味当たり前のことになりつつあります。
■なぜ今までクレジットカードで公共料金を支払うことができなかったのか■
今まで公共料金をクレジットカードで支払うことができなかった理由は、銀行振替のほうが振替手数料が低価格であったためです。
ですが、最近はライフスタイルも非常に多種多様です。いろいろなライフスタイルがあるということは、いろいろな事情で従来どおりに支払えない…ということだってありえます。
銀行振替なら銀行に残高がなければ引き落とすことはできません。請求書で支払う場合、支払う側がコンビニなどに行かなくてはなりません。この時間がない程に忙しいという人だって中にはいるでしょう。
さらにガス会社などは仮に口座振替を設定しておいたとして、万が一口座に残高がなく引き落とせない、となった場合にはその人に督促通知などを出さなくてはいけません。
そうなれば採算割れとなり、手数料でのうまみはなくなることになります。
ですから、クレジットカードでの決済が少しずつではありますが、解禁されていったのです。
■利用者にも会社にもメリットがあるクレジットカード支払い■
まずガス会社や電力会社にとっては、クレジットカード支払いにすることで支払い漏れというのを防ぐことができます。
クレジットカードで支払う設定にされていれば、例えば銀行に残高がない、利用者の支払い忘れといったものを防止することができ、さらに督促状などを作る必要もなくなるため、経費削減になります。
一方、利用者についてはクレジットカードで公共料金を支払うことによってポイント還元を受けることができます。つまり、公共料金をカードで支払っただけで、自分にポイントバックが来るため、ある意味ポイント分儲けているということになるわけです。
会社にも利用者にも利益があるため今後、ますますクレジットカードで支払えるガス会社や電力会社は増えていくことでしょう。
最近では税金などもクレジットカードで支払えるようになっています。
これからはクレジットカードで支払えないものがなくなっていきそうな予感さえするのが現状です。