基礎知識

クレジットカードのしくみについて

そもそもクレジットカードはどのような仕組みで成り立っているのか知っていますか?

クレジットカードは手元にお金がなくても商品を購入できる便利なものですが、その仕組がわかっていないと借金地獄になってしまうこともあります。

 

■なぜ手元にお金がなくても商品が購入できるのか■

普通ならその商品を購入するための現金を用意して、それで購入します。

ですが、その現金の代わりにカードを使って購入することもできます。

なぜ、自分の手元に現金がなくても商品を購入することができるのか。それは「カード会社が商品を代金を一時的に立て替えてくれるから」なのです。

そしてこの一時的に立て替えてもらった金額をカード利用者はあとから決められた日に銀行口座から引き落とされるという形でカード会社に支払うというわけです。

 

■カードを使うことのメリット■

クレジットカードを利用するメリットとして「その時にお金がなくても商品が購入できる」ことや「一括払いだけでなく分割払いもできる」ことが挙げられます。

さらにクレジットカードを使って商品を購入することによってクレジットカード会社からポイント還元を受けることができます。

通常商品を購入するときは例えば10万円のものなら10万円を手元に用意しなくてはなりません。

しかし、クレジットカードを利用すると10万円手元になくても購入できるうえに、その10万円を何回かに分けて支払うことができるというわけです。そのうえポイント還元という形で使った分を還元されているわけです。還元されたポイントはカード会社規定の商品や現金値引きなどに使うことができるようになっています。

これが利用者側の利益です。

逆に販売店側のメリットとしては「手元に現金がなくても商品購入をしてもらえるチャンスが生まれる」ことが挙げられます。

その金額の現金を持っていないと「今日は買えない」となってしまうところ、クレジットカードがあれば「じゃあ買おうかな」となるわけです。

こうしてクレジットカードで買ってもらうために、販売店はカード会社に加盟店料として手数料を支払っていますが、これを支払ってでも販売店は商品を売りたいものです。少し先行投資をしておくことで販売チャンスが広がるならやはりそちらを取るものです。

 

■クレジットカードの仕組みまとめ■

つまり、クレジットカードがどのように成り立っているかというと、簡単に言えばこういうことです。

まず、消費者がクレジットカードで商品を購入します。するとクレジットカード会社が一時的にその商品の購入金額を立て替えます。そしてこの際販売店は商品代金の数%程度をクレジットカード会社に加盟手数料として支払います。

そしてクレジットカード会社が立て替えてくれた金額はカード会社が定めた日に指定の銀行口座から引き落とされます。ここで消費者からカード会社に立て替えてもらった分を支払っているわけです。

 

クレジットカード会社はカードを利用してもらうことにより加盟手数料を販売店からもらい、さらに消費者が分割で購入しているならその金利をもらうなどの方法で利益を挙げているというわけです。