クレジットカードのブランドについて
クレジットカードには全部で5つの国際ブランドがあります。
それぞれに強みがあり、自分がどのような使い方をするか、などによって選ぶブランドが変わってきます。
■JCB■
おなじみのJCBはJapan Credit Bureauという名前の国際ブランドです。このJCBは日本で生まれた国際ブランドであり、日本国内においてJCBで支払いができないお店というのはほとんどありません。
VISAやMasterはダメだけどJCBにだけ加盟しているというお店すらあるくらいです。
日本国内で利用することが多いということであればJCBが一番強いでしょう。
ただ、海外には少々弱い傾向があります。なので海外によく行く、海外でよく使うという場合はJCBでなくVISAやMasterといったブランドを持っておくのがいいでしょう。
韓国やハワイなどの日本人がよく行く国だと比較的使えるお店が多いようです。
■VISA■
世界的に一番有名なブランドがこのVISA。
日本でもかなり高いブランドイメージを持たれていて、どのブランドにするかとなった時「一番安心だから」という理由で選ばれることすらあるブランドです。
とはいえ、実はVISAはクレジットカードを発行している会社、というわけではありません。
VISAは決済機構なのです。
ではどこがVISAのクレジットカードを発行しているかというと、VISAのライセンスを取得した会社です。VISAインターナショナルの厳しい審査を通過し、VISAからクレジットカードの発行を許可された会社からVISAのクレジットカードが発行されます。
この審査はかなり厳しいものがあるため、VISAのライセンスが取得できなかったところは取得している会社と提携することでクレジットカードを発行しています。要はライセンスを借りている、ということです。
かなり幅広く使えるカードとして有名で、海外でもかなり強いのが特徴です。海外へよく行くという人は持っておいて損はありません。
■MasterCard■
VISAに対抗して生まれたと言われているカードブランドがMasterCardです。
VISAと肩を並べて所有者が多いカードブランドだと言われています。
加盟店も多く国内・海外を問わず利用することが可能になっています。
日本国内ではVISAが使える店ならだいたいMasterCardも使えます。
ちなみにMasterCardはヨーロッパ方面に強いと言われています。もし、そちらに行く機会が多いのであれば選んでおくといいでしょう。
また、消費者金融と提携してクレジットカードを発行しているのも特徴です。そのためブランドイメージが低い、とも言われていますが、加盟店やその他のサービスなどを見ても決してそんなことはありません。
■アメリカンエキスプレス■
一昔前は富裕層向けと言われていたアメリカンエキスプレス、通称アメックスですが、最近はそこまでレベルが高いカードというわけでもないようです。
JCBやVISAのように加盟店こそ発表されていませんが、日本ではJCBと加盟店開放契約をしているために、割と利用できる店は多いと言われています。
もとはT&Eカードとしてのブランド色が強かったアメックスは顧客サービスに力を入れているため、そういったサービスを欲していることが多い富裕層に人気だったのです。
ただし今でもアメックスのブラックカードはかなり入手困難な富裕層向けカードとして知られています。
■ダイナースクラブ■
こちらもアメックス同様富裕層向けとして知られているカードブランドです。
そこまで加盟店も多くありませんが、ワンランク上のサービスと取得が困難であることからステータスカードとして人気があります。
こちらも入手が非常に困難だと言われているブラックカードが存在しています。
ちなみにシティバンク銀行に一定以上の預金があると通りやすいと言われています。