基礎知識

クレジットカードのスピード発行、その利点と欠点

クレジットカードは発行までに時間がかかるものです。ですが、中にはスピード発行といって通常の発行日数よりもかなり短い日数にて発行できるカードというのも存在しています。

このスピード発行について、利点、欠点をまとめてみましょう。

 

■スピード発行の利点■

スピード発行はその名の通りかなり短い日数でカードが発行されるというものです。

通常、カードは2~4週間程度の審査時間がかかります。ですが、スピード発行の場合には1週間程度で手に入るのです。

特に助かるのは急遽海外に行かなくてはならないとなった場合でしょう。

海外は、クレジットカード社会であるためにカードが身分証のようになっています。ですので、カードがないとホテルなどが利用できないという場合もあるのです。

そのためクレジットカードを持っていないけど急遽海外に行かなくてはならないとなった場合にはスピード発行はかなり有利となります。

 

■スピード発行の欠点■

とにかく早く手に入るという利点にばかり目が向きがちなスピード発行ですが、もちろん欠点もあります。

その最大の欠点が審査についてです。

スピード発行というのは発行までの日数が少ないことというのは前述したとおりです。つまり裏を返せばそれだけ審査に費やす時間が少ないということにもなります。

審査をする時間が少ないとなると、少しでも怪しい属性があった場合に発行してもらえない可能性があるということです。

通常の審査であれば多少の怪しい属性ならきちんと調べたうえで対処してくれますが、スピード発行となれば多少の怪しさも落とす理由になりかねないのです。

これが最大の欠点でしょう。

特に急いでいないということであれば通常の審査をしてもらったほうが審査に通りやすくなるということです。

 

またスピード発行に向いている人とそうでない人がいます。

向いている人は公務員やそれに近い職業に付いている人、または上場企業の正社員などの場合です。

逆に不向きな人は個人事業主や中小企業の社員、パート・アルバイトなどです。

自分の属性もよく考えた上でスピード発行を利用するようにしましょう。