クレジットカード現金化に要注意
クレジットカード現金化という言葉、最近は様々なところで宣伝されているため、一度でも目にしたことがある人は多いと思います。このクレジットカード現金化というのは、ショッピング枠などを手軽に現金化してくれるというビジネスの一種です。特に手続きも必要なく利用できることから、魅力を感じて手を出してしまう人も増えているといいます。
しかし、このクレジットカード現金化…実はとても大きな落とし穴が存在しています。うっかり手を出してしまうと、大変な事態になりかねません。クレジットカード現金化の落とし穴を知って、迂闊に手を出さないように気を付けて行きましょう。
■クレジットカード現金化は規約違反行為■
第一に、この現金化はクレジットカードの規約に違反しています。つまり、誘惑に負けて手を出せば、規約違反行為に足を踏み入れたことになってしまうというわけです。更に、クレジットカード現金化というビジネスをやっている業者は、悪質なところも多く、非常に危険なことこの上ありません。
■クレジットカード現金化の金利ゼロは信じてはいけない■
クレジットカード現金化をやっている業者の多くが、「金利ゼロ」を掲げていると思いますが、これに騙されてはいけません。こうした業者は確かに金利はかけていませんが、その代わりに手数料がかかるような仕組みになっています。そしてこの手数料が、前代未聞なほどに惨いものであることが多いのです。
例えばある業者の手数料が10%であったとしましょう。クレジットカードのキャッシング機能や消費者金融の金利の場合、最高でも年あたり18%の金利となっています。そのため、1日あたりで考えた金利はそれよりも低いものです。しかし、クレジットカード現金化の手数料の場合は1日あたりとなっています。つまり、1日あたり10%…1年間と考えるとなんと、365%もの手数料になってしまうというわけなのです。
以上から、クレジットカード現金化というものがいかにひどい手法のビジネスであるかがお分かりいただけたかと思います。うっかり手を出してしまったら最後、大変なことになりやすいクレジットカード現金化ですが、実は現状ではこれを管理するための法律が確立されていないのです。そのため、多くの場合、利用者側が不利になってしまうことが殆どですから十分に注意してください。