クレジットカードとブラックリスト
よく「ブラックリストに載る」という表現を耳にします。
ですが、実際にはブラックリストというものは存在していません。
ではどのような状態が俗にいう「ブラックリストに載っている」状態なのでしょうか。
■ブラックリストはないが…■
そもそもブラックリスト、というもの自体は存在していませんが、その人が「ブラックリストに載るかどうか」という基準を判断しているところはあります。
それが個人信用情報機関というところです。
ここは、カードを利用している人たちの信用情報(いわゆるクレヒス)を扱っているところであり、ここで各クレジットカード会社などが情報を交換しているのです。
例えばこの個人信用情報機関がなければ各社が情報共有をすることができなくなり、悪意のある人間の犯罪を未然に防いだり、あるいは回収が困難であるとみなされる人へのカードの発行の阻止ができなくなってしまうのです。
利用状況を客観的に判断したうえで「この人にクレジットカードを発行しても大丈夫かどうか」を判断するための材料を提供しているのが個人信用情報機関なのです。
■ブラックリストに載るということは…■
すなわち「個人信用情報機関にその旨の情報が記録される」ということを指します。
例えば大幅に返済が遅れてしまったり、あるいは自己破産したりといった情報というのは個人信用情報機関に掲載されます。こうした情報がある場合にはいわゆるブラックリスト扱いとなり、多くの場合クレジットカードを発行することはできなくなります。
個人信用情報とクレジットカードは密接な関係があるものですから、ここに傷がつけばどんどんクレジットカードの発行が困難になっていくのです。
自分はもしかしたらブラックリストかも…と思ったら、個人信用情報機関に問い合わせてみるといいでしょう。
個人信用情報機関に問い合わせると現在の自分の信用情報を見ることができます。
ブラックリストに載っていますという記載こそありませんが、傷がついているかどうかを確認することはできますから、ぜひ活用してみましょう。